Sattokun’s diary

元教員 小学生息子を持つパパのブログ

小1の息子がトイレに行くとき

 小学校一年生の息子が、我が家でトイレに行くときに気になっていることが2つある。

 

1つ目は、済ませた後電気を消してほしいということだ。大体が、息子が終わった後の電気はついたままである。ずいぶん前から消せるようになってほしいと思っている。

 

行動分析学」の本を何冊か読んだが、この学問を私なりに解釈すると「行動の原因ではなく、行動した結果の善し悪しによって、その後の行動が決まる」というものだ。

 

例えば、部屋が暑いと感じてエアコンのスイッチを入れると、涼しい風がエアコンから出てくる。スイッチを入れたら涼しくなるという良いことが起きたから、次の機会でも、暑ければエアコンのスイッチを入れるのだ。

 

 息子がトイレに入るときは、必ず電気のスイッチを押す。それは必ず明るくなるし、その方が都合がいいからだ。絶対忘れない。

 

しかし、トイレが終わっても彼は電気を消さない。終わったトイレを出ててしまえば、電気がついてるか否かは、本人の利益には影響ないからだ。

 

 そこで私がしているのは、彼がトイレを済ませたら「電気を消してくれる?」と彼に言い、息子が消したら「ありがとう。」と言ううことだ。

 

つまり、トイレの電気を消したらありがとうと言われる「いいこと」があると、息子に分からせたいからなのだ。

 

たぶん、私はこれをかれこれ1年以上やっている。しかし・・・・

 

息子はまだ電気を自分では消さない。

 

 

いつになったら彼は、私が何も言わなくても自分でトイレの電気を消すのだろう。これからも続けていこうと思う。

 

 

 もう一つの、彼がトイレに行くときに気になることは、家のトイレに一人で行かないということだ。

 

彼は昔から怖がりで、必ず「お父さ~ん(お母さ~ん)、トイレ一緒に行って~。一人じゃこわい~。」と必ず言う。大でも小でも、私達どちらかがついて行って見守るのだ。

 

私も彼くらい小さいころ、怖いテレビを見た後一人でトイレに行くのは怖かったから、何となく気持ちは分かる。ただ、1人で行けるようになってほしいとも、もちろん思う。

 

先ほど出てきた、私が「電気消して」と言えるのも、私が彼のトイレについていくことになるからだ。

 

 

 

 今週水曜日の朝、いつものように私の息子起き掛けのヤクルトをソファーで飲みながらボーとしていた。

 

私もぼーっと朝ごはんを食べていると、突然彼が黙って、単独でトイレに行ったのだ。

 

『おお!』私は心の中で叫んだ。だが私は葛藤したもののノーリアクションに徹した。彼がトイレから戻って来ても、何も言わなかった。

 

後から考えると、「怖い」という感情は、思い出すとよみがえってしまう。つまり、私が「いつもは怖いというのに、今日は一人で行けたね!」とかいうと、彼が『あ、そうだった、おれトイレ怖かったんだ』と思い出し、怖さを再認識してしまうのではと思ったからだろう。

 

次の日はどうだろうと、木曜日の朝、彼のトイレに注目していたら、登校直前にトイレに行ったので、登校班まで付き添う妻が自然とトイレに付き添う形になり、一人で行けるようになったかが分からなかった。

 

そして金曜日の昨日、朝またもや登校の時間までトイレに行かない。だが息子はもたもたしていて、妻が先に玄関から出たようだ。その時、息子が一人でトイレへ!

 

『また一人で行けたー!!!』と、私は心で叫びつつ、ノーリアクション。「いってらっしゃーい。」今週2回も一人でトイレに行けた。

 

今後はどうなるだろうか、楽しみだ。

 

 

ちなみに、電気はやはりつけっぱなしだ。