私の息子は小学校1年生だ。
なのに、日常会話で年齢に似合わない妙に難しい言葉を使うことがある。
具体的にどんな言葉を使うのか、2,3日前から少し意識して、彼の使っている難しめの言葉をメモすることにした。
今回ピックアップしたのは、二字熟語だ。書くと漢字で書ける言葉だ。
私は小学校教員をしていたので思うのだが、学校で漢字を習う時、熟語をよく使うようになるのは、少し上の学年になってからだ。
1年生のうちは、例えば「赤」とか「一、二、三」とか、「木」「山」などのように、具体的なものを表す漢字を多く習う。使い方も、「赤いくつをはく」とか「山へ行く」のようになるから難しくない。
熟語になると、「説明」とか「乾燥」とか、「混入」とか、だんだん抽象的になったり、また音読みも多くなる。音読みはもともと中国語だから、読み方だけではどんな意味の言葉なのかを知ることが難しい。
だから1年生から日常会話であまり二字熟語の言葉は使わないと思うのだが、私の息子は時々使うので、何か似つかわしくなくて面白い。
そこで、ここ二、三日で彼が使った言葉を四つ紹介する。
1 「吸収」
お風呂掃除を彼がやってくれている時、私が手伝う感じでそばにいると彼が「僕がブラシでこするから、お父さんは、出た泡をスポンジで吸収して!」
2 「快適」
以前作ってケースに入っていた、まだ水分たっぷりの「スライム」をテーブルに置き、それを両手で触っていた。触りながら「快適快適~♪。」(多分冷たくて気持ちいいということ)
3 「回復」
縄跳びをして疲れて家に帰って来た時、ココアを飲んで一言「回復!」
2,3日の間だけなので、私が気が付かないうちにもっと二字熟語を使っているかもしれない。また、うちの子だけでなく、他の多くの1年生も使っているのかもしれない。だが、繰り返すが普段息子との会話で妙に面白かったので話題にした。
また、うちの子は何で二字熟語など難しい言葉をよく使うが、どうしてなのかはよく分からない。よく本を読むからなのか、私が、彼が分かっているかはともかくとりあえず大人の言葉を使って彼に話すからなのか、見ているyou tubeの影響なのか・・・。
子育ては、分からないことだらけだ。